ミエルカはコンセプトデザインや戦略構築、ホスピタリティに軸足を置いたコンサルティングが主たる業務のため、クリエイティブからはボク自身が遠ざかっていました。
遠ざかったもう一つの要因はメンバーの成長です。(^^)
福原自らがプランナーとして出陣しなくても、河野由佳利を頭としてそれぞれのプランナーがかなりパワーアップしており、悲しいかな出番がない、というのが正直なところでしょうか。(ToT)

そんな中、ミエルカとしての福原ではなく、カンドウコーポレーションの福原の出番がやってきました。(^^)

お題はボクの最も得意とする「ブランディング」。

最初はパートナーさんのプランナーにディレクションするカタチで企画書のレビューを担当しておりましたが、次なるステージにプレゼンが進むこととなり、今回はプランニング自体からどっぷりと関わりました。

ボクの持論なのですが、ブランドはそこで働く人たちのココロに宿り、そしてその人たちを通じて発信していき、それがお客様のココロの中に宿る、というのがブランドのあるべき姿だと思っています。諸説あろうとは思いますが。(^^ゞ
VI(ヴィジュアル・アイデンティティ=見た目の統一)ももちろん大切ですし、そのブランドを届けるメッセージはマスメディアがやはり強いのは否めません。

でもまずはMI(マインド・アイデンティティ=ブランドの理念、価値などの統一)があり、そのMIに紐付けされたBI(ビヘイビア・アイデンティティ=行動や振る舞いの統一)が必要だと考えます。
それらが相まってブランドは成り立つと思ってるんです。

今回の企画、クライアントが望まれていたのはVIでしたが、3社連合軍はVIは当然として、このMI、BIにまで踏み込んだ提案をさせていただきました。望まれていないのはヒアリングで何となく分かっていましたので、企画にはサラっと入れただけですが。(^^;

そんなこんなで出張先の松江と広島を結んだ企画のブラッシュアップが進められました。

ボクの相棒の下川和美、そしてグラフィック系のデザインは瀧川裕恵をアサイン。
上がってきたデザインを見て、「こいつが味方で良かった」と心底思うくらいの出来映えでした。
しかも早い。

企画書もギリギリまで手を入れて、当日のプレゼンのイメージも固まってきました。
前回の一時提案でパソコンとプロジェクターの相性のトラブルで、急遽用意していたボクの愛機から別のパソコンでプレゼンするという事態に陥り、事前にシートの順番を入れ替えていたボクはパニック。(ToT)

そんな失敗があったため、今回はプロジェクター使用は止めて紙ベースのプレゼンへと切り替えて・・・。

久々に本気でプランニングと向き合い、本気のプレゼンが出来たと思ってます。

結果は・・・敗退でした。(^^;

でもここで一つ学びました。
学んだことはここでは言及しませんが、自分自身の糧となることは間違いありません。

本気のプランニングといいつつ、出張が続き、和美とのコミュニケーションは電話とメールのみ。もっとああすればよかった、もっとあそこを掘り下げるべきだった、と自責の念もありますが、全て人間が丸くなったのが原因かと。(爆)

プランニングには妥協は一切NGです。「ん?」と思っていることを、「ま、時間も限られてるし」で済ましたことを後悔してます。一週間という短い再構築期間のほぼ全てを今回のクライアントの企画に費やしたであろう競合相手、「ながら」でやったつもりはありませんが、100%向き合えていたかというとノーと言わざるを得ないカンドウ&ミエルカ。

この差が大きく出た結果だと受け止めてます。

本気でプランニングと言いながら頭の中を締める割合は小さかったと思ってます。
頭の中全てがそのクライアントのことで埋め尽くされる、そんなプランニングをしなきゃダメですね。(^^;
負け惜しみではなく、再認識させてもらえました。

これでまたカンドウは強くなれる!
少なくとも、福原はもう一皮剥けます。
この歳になっても、まだまだ勉強は必要ですし、本気で脳みそに汗を掻けなくなった全てから引退する時だと思ってます。

まだまだ引退なんて考えたくもありませんので、とことん熱くなれる自分を再発見したいと思ってます。(^^)